一般道路と言っても、都市間を結んだり郊外の一般道路、大都市のなかのメイン道路、大都市の中の生活道路、小都市のメイン道路、小都市の生活道路、山の中の道、砂漠の中の道、土獏の中の道といろいろあります。おそらくそれぞれで大きく状況は異なると思いますし、場所によっても同じカテゴリーでも変化は大きいと思います。見聞きしたところはほんの一部だと思いますが、日本と違うところ、ユニークなところを紹介します。
交差点
日本ではロータリーというと駅前広場などによくありますが、サウジアラビアでは一般の交差点でもちょくちょく見かけます。特にジェッダに多いように思いますが、リヤドや小さな町にもあります。当然ロータリーには信号がありません。思い思いに車はロータリーの中に突っ込んでいきます。直進しようとすればロータリーの入り口から半周する間に道の右側(右側通行です)から左側へ移らなくてはなりません。それを左からくる車が邪魔をします。もし道路を横切ることができなければもう一周回ることになります。かなりきわどい運転が多く事故も多いと聞きます。半数以上の車が何らかのダメージを受けているのもうなずけます。
ロータリーで困るのは信号がないこと。では人はどうやって道の向こう側に渡るのでしょうか?簡単です。車がいない隙を見てわたるのです。
ロータリーにはモニュメントが立っていることが多いです。



信号
日本の信号は普通向かい合う車は時差式でなければ同じ色の信号です。進行方向が青なら、正面からこちらへ向かう車も青信号です。しかしサウジアラビアでは私の知る限り一つずつ青になります。順序は正確ではないかもしれませんが、たとえば北行きが青なら他はすべて赤。次に南行きが青に、西行きが青に、東行きが青にと一つずつしか変わりません。
右折はOK
信号が赤でも右折(右側通行です)はいつでもOKのようです。
左折の方法
小さな道から大きな道に出ると右折しかできません。直接大きな道へ曲がる場合と、右折用の側道があり、少し進んでから大通りに合流する場合もあります。特に大きな道はこの側道タイプになります。
このため日本では考えにくい状況が発生します。まず1つ目、このようなT字型交差点は信号がありません。信号の設置間隔が長く隣の信号に行こうと思ってもかなりの距離です。。そうすると歩行者はどうして横断する?そうです、ロータリーと同じく隙を見てわたることになります。一般的にジェッダの道は人が歩くことは想定していないのではないのかなと思えてきます。2つ目は左折するにはどうするのでしょうか。まず右折します。しばらく走ってからUターンすることで左折になります。長―い中央分離帯がありますがところどころUターンができるようになっています。大通りから小さい道に左折する場合はや左側にあるお店に入るには一度行きすぎ、あるところでUターンし目的の場所にたどり着きます。
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