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サウジの人の名前って凄く分りにくかった。モハンマッドさんやアブドゥッラーさんが何人もいる。名前みたいなのと苗字みたいなの、その間にもう一つ二つ名前が挟まっている。ビンって何?苗字になぜAL-って付いているの?兄弟なのに苗字が微妙に違う(英語表記)。そもそも名前を呼ぶの苗字を呼ぶの?
少し慣れてきました。できればうちのメンバーの名前をアラビア語で書けるようになりたいと思っています。 サウジ人だけでなく、インド人、パキスタン人、インドネシア人、フィリピン人、エジプト人、スーダン人、パレスチナ人、日本人などが一緒に働いています。外国人でもインド人を含めムスリムの方が沢山いらっしゃいます。ムスリムの方たちは名前も似たような感じです。 典型的なサウジアラビアの名前は 「個人名(イスム)+子称(クンヤ)+発祥地・出自(ニスバ)」 からなります。2つ目の子称(クンヤ 父の名前)は略されることもありますし、逆にお爺さんの名前、曾爺さんの名前と重ねることもできます。(サウジアラビではないですが サダム=フセイン の場合は フセイン父さんの子のサダムちゃん です。)サウジのパスポートには曾爺さんの名前まで記入されます。 日本人の感覚では 発祥地・出自(ニスバ) が苗字に見えてしまいます。しかし苗字とは違うようで、先祖の発祥地、宗派、部族などいろんなケースがあるようです。これにはよくALが付いています。ALは定冠詞で出身部族を表すようです。ALの後ろに部族名の語尾に”イ”をつけ形容詞化し用います。 先祖の名前を固定したナサブが苗字的に見えるときもあります。 オサマ=ビン=ラディン ラディンという先祖を持つオサマさん-でしょうか。(日本人が誰でも知っているアラブの有名人はサダム=フセインとかオサマ=ビン=ラディンとかマイナス面を持つ人しか思いつかない。改善してほしいなぁ。) 名前の呼び方ですが、一般的には個人名(イスム)を呼び捨てにします。少なくとも私の周りでは上司に対しても特に敬称は付けず、そのままイスムを呼び捨てです。日本人はサウジの人をイスムで呼ぶ場合もありますが、日本の習慣に引きずられニスバ(部族名等)で呼ぶ場合が多いような気がします。どちらにせよ、公式には ○○さん とサン付けで呼ぶことが多いです。サウジ人が日本人を呼ぶ場合、周りの日本人に引きずられ苗字を使うときが多いですが、始めて合った時は名前(ファーストネーム)を呼ばれたことも結構ありました。会社のサウジ人は日本人に慣れているのか、大抵の人は 「さん」 付けで呼んでくれます。 同僚にバライーム兄弟がいます。兄さんはBaraheem、弟はBarahimさん。アラビア語から英語表記に直す時統一的な取り決めがないので同じ名前でも様々に書かれます。 あと戸惑ったのが r の発音。 Omar さんはオマーさんだと思ったら笑われてオマルだとのこと。Anwarさんはアンワーさんだと思ったらアンワルさん。r はきちんと舌を巻いて る と言わなければいけません。 サウジ人以外のムスリムの方は、さすがに部族名などは使いませんが、個々の名前はムハンマドさんなどサウジの方の名前と共通することが多いです。 蛇足ですが、先祖が藤原氏出身の方は ○○-○○-AL-fujirari-と名乗ってみては如何でしょうか? 今後幾つかの名前について紹介していきたいと思っています。 PR |
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