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イスラームの信者は次の六つの箇条を信じなければなりません。
唯一全能の神(アッラーフ) 天使の存在(マラーイカ)
啓典(神の啓示、キターブ)
使徒・預言者(ラスール)
来世の存在(アーヒラ)
定命(カダル)
もちろん私はムスリムではありませんので、ムスリムの方たちがこの6つの事柄をどのように信じているか分りません。日本では最近信仰心が薄れ、神や仏を信じる人は少なくなってきているかもしれません。でも明確な信仰を持つ人もまだまだいらっしゃいますし、表だって信仰はしていなくても心の中では神や仏を信じる、頼る、すがる人もおおいでしょう。また宗教は嫌いだけど、霊的なものは信じる、生まれ変わりは信じると言った人も少なくないと思います。 信じる対象や深さが大多数の日本人と違いますのでイスラーム教を理解できないと感じる人も多いかもしれませんが、サウジアラビアの大多数のムスリムの方たちは生活宗教であるイスラームの中でごく自然にこれらの箇条を信じているのだと思います。 唯一全能の神(アッラーフ) アッラーは唯一絶対です。アッラーなくしてこの世界はありません。ユダヤ教、キリスト教と同じ神です。 天使の存在(マラーイカ) イスラム教でも天使が存在します。ガブリエルはイスラーム教でもキリスト教でも重要は役目を持っています。天使と言えば中性的なかわいらしい子供っぽいものを想像しがちですが、元々は青年かおじさんタイプだと思います。もちろん普通背中に羽などはえていませんでした。(キリスト教の天使像はかなり変化していますね。)ムスリムの方が天使と言えばどのような姿を思い浮かべるかは知りません。 イスラーム教では天使も人間も神が作ったものですが、天使は神と人間の仲立ちを務めることがあります。 啓典(神の啓示、キターブ) イスラームには旧約聖書、新約聖書を包含する下記のような啓典があり、信じる対象になっています。もちろん一番重要なのはクルアーン(コーラン)です。 ムーサー(モーセ)に下された『タウラート』(『モーセ五書』 ダーウード(ダビデ)に下された『ザブール』(『詩篇』) イーサー(イエス)に下された『インジール』(『福音書』) ムハンマドに下された『クルアーン』(『コーラン』) 使徒・預言者(ラスール) イスラームの預言者はムハマンドです。最後にして最高の預言者です。イスラームから見るとイエスもいい預言者でしたが残念ながら神の教えを十分に人に伝えられなかったようです。イスラームから見るとイエスは預言者ではありますが、神や神の子ではありません。ムハンマドは預言者であり、人間です。イスラームとして最高の行動を行いましたが神ではなく信仰の対象ではありません。 来世の存在(アーヒラ) 最後の時が来ると高らかにラッパが鳴り響きます。一度目のラッパで全ての人間が死に絶えます。2度目のラッパが鳴り響き、そうするとこれまでに亡くなった人たちはアッラーに魂を吹き込まれお墓からその時の姿でよみがえり審判を受けます。善行をした人は永遠の楽園(天国)で暮らせます。善行を行えなかった人は地獄に落ちます。 定命(カダル) 自分たちにとって良いことも悪いこともすべてアッラーによって定められていることを信じます。カダルは人には隠されていて事前に知ることはできません。悪行をあらかじめカダルで決まっているのだからと弁解に用いることは許されません。カダルを信じながら正しく生きるための努力を怠ってはなりません。 PR |
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