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【2025/07/06 11:23 】 |
サラートの呼び名と時刻
久しぶりにイスラームの基本事項の紹介です。ムスリムは一日5回お祈り(サラート)を行います。各サラートの名前と行う時間を紹介します。サラートはアッラーに対する感謝を表しアッラーへの帰依と服従を確認する行為です。
 
礼拝の名前 行う時刻 ファルドのサラート ファルド前のスンナ ファルド後のスンナ
ファジュル(فجر)   地平線にぽっと曙光がさしてから太陽が頭を出すまでの間
ズフル(ظهر) 正午過ぎ 太陽が南中し子午線を完全に通過した後から、アスルの始まる時間までの間
アスル(عصر) 午後遅め 垂直に立てた棒の影が正午時の影の長さプラス棒の長さにのびた時刻から日没までの間 (○)
マグリブ(مغرب) 日没直後 日没からイシャーの始まるまでの時間の間
イシャー(عشاء) 夜の闇が完全に空を覆ってから翌朝のファジュルの始まる時間までの間 (○)
()つきは預言者がしたりしなかったりで他のスンナのサラートよりは重要性が低いそうです。

一日5回のお祈りは義務のサラートでファルドと言われます。この他に一日の締めくくりに行ウィトルのサラート、預言者ムハンマドがファルド以外に行っていたスンナのサラート、全く自発的に行うナフルのサラートがあります。ただしナフルのサラートは日の出、日没のさい太陽が地平線にかかっている間と、太陽の南中時にはしてはいけないそうです。
 
 
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【2011/08/31 15:17 】 | イスラーム教 | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
五行 サラート 礼拝 その1
ムスリムには信じなければならない六つの箇条(信条箇条)と行わなければならない五つの行(信仰行為)がありあます。

五行は
信仰告白(シャハーダ)
礼拝(サラート)
喜捨(ザカート)
断食(サウム)
巡礼(ハッジ)

です。信仰告白(シャハーダ)についてはしょう紹介しました。今日は礼拝(サラート) ですが、長くなりそうです。その1としておきます。

多くの人がムスリム(イスラーム教の方)は日に何度もお祈りをしているのを知っていると思います。基本は日に5回です(それ以上でもかまいません。)。他の国のムスリムがどれぐらいきちんとお祈りをしているかは知りませんが、サウジアラビアではお祈りを欠かさない人が多いのではないかと思います。会社の中ではもちろん、出かけていてもモスクを見つけてお祈りをします。あらかじめモスクがないと分っているような時は絨毯持参で出かけ、外でお祈りをします。また夕方のお祈りの時間は外して出かけると言った行動も良く目にします。高速道路で路肩に自動車を止めお祈りをする人も見かけます。
会社の中にもモスクはありますし、各建物にお祈りの部屋(praying room)が備えられています。入ったことはありませんが私の建物(化学実験棟)にもちゃんとお祈りの部屋はあります。お祈りの時間になると部屋の前に沢山の靴が並びます(げた箱はありません)。

そうそう、お祈りの時間はシャッターが下りお店が閉まります。丁寧に南京錠みたいなものをかける店も多いです。このように締め出されるか、逆にモールにある大きなスーパーではお店の中に閉じ込められます。ゆっくりと買い物はできますが、レジは使えません。ムスリムの方がお祈りの時間に店の前をうろうろしているとムタワ(勧善懲悪委員会、宗教警察)が来てお祈りに行けと言われます。

ここまでまとめ
お祈りは日に5回。
サウジの方はきちんとお祈りをしている。
お祈りの時間は店がしまる。締め出されるか閉じ込められる。
ムスリムがうろうろしているとムタワに怒られる。
【2011/05/11 23:31 】 | イスラーム教 | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
モスク
 モスクについて
モスク=マスジド مسجد モスクと言う言い方は日本語訛りのようです。マスジドの方がアラビア語の発音に近いです。本当は日本語なまりと言うよりスペイン(mesquita メスキータ)経由で英語に入り mosque(モスク) と訛り日本語に入ったと言うべきです。
【2011/04/28 15:49 】 | イスラーム教 | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
五行 シャハーダ 信仰宣言 
シャハーダ 信仰告白 شَهَادَةٌ 証言、信仰宣言 などとも言う。

イスラームの教えを一言で表わした文章に「カリマ」というのがあります。次の2文からできています。それぞれ次のような構成です。

  1. アラビア語の発音をカタカナで表記
  2. アルファベットで発音し紹介
  3. アラビア語表記
  4. 日本語訳
  5. 英語訳


第一文

  1. アシュハドゥ アンラー イラーハ イッラッラー 
  2. Ash-had an-la ilaha illa-llah
  3. أشهد أن لا اله إلا الله
  4. 私はアッラーのほかにイラー(崇拝の対象)はないことを証言します。
  5. I testify that there is no deity except for God

第二文
 
  1.  ワ アシュハドゥ アンナ ムハンマダン ラスールッラー 
  2. wa ash-had anna Muhammadan Rasuwlu-llah
  3.  وأشهد أن محمدا رسول الله
  4. また、私はムハンマドがアッラーの使徒であることを証言します。
  5. and I testify that Muhammad is a Messenger of God
 ではどのような時に信仰告白を行うのでしょうか?
まず入信する時に行います。「敬虔かつ公正な男性イスラーム教徒」2名以上の証人の前でアラビア語で信仰告白を行います。

そのほかには一日五回のお祈りの時に、聞こえて来たり、自分で言ったりします。別途お祈りのところで書くつもりですが、お祈りの前にモスクから大きな声で集合の呼びかけがあります。アザーンと呼ばれます。アザーンで毎朝起こされる人も多いです。このアザーンの中に信仰告白が含まれています。

さてお祈りに入りました。マスジド(モスク)の中の人々にお祈りが始まることをし示します。これをイカーマと言いますが、イカーマのフレーズはアザーンと同じ(個々のフレーズの回数は異なるところもあるようです。)なのでこの中に信仰告白の文章が含まれます。
まず神は偉大なりと唱え、そのあと信仰告白のフレーズになります。

お祈りが始まると、各自のお祈りの言葉の中にも信仰告白があります。

このようにイスラムの方は日に何回も信仰告白を聞き、また自ら宣言を行います。
サウジアラビアに住んでいると、ムスリムでなくとも少なくともアザーンで信仰告白を毎日聞くことになります。もっともアザーンの意味を理解していない非ムスリムがほとんどだと思います。私もこの文章を書くために調べて漸く知りました。

お祈りの所でアザーンは紹介するつもりでしたが、ここでもアザーンが聞けるサイトを紹介しておきます。マッカ(メッカ)のアザーンです。モスク毎にフレーズは同じでも節回しは少し異なります。私が毎日聞いているのはこれとは違います。高低の変化の差だけでなく、延ばし方が違います。節回しと言う言い方があっているような気がします。

「あっらーあーかばーーーーーーーーる(神は偉大なり)」を二回繰り返した後信仰告白に入ります。
http://getlatestnews.com/7227/makkah-adhaan-lyrics-and-youtube-video-adhan-meaning-the-call-to-prayer/

この他にはサウジアラビアの国旗の中に信仰告白が書かれています。
【2011/04/28 15:47 】 | イスラーム教 | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
五行の紹介
 ムスリムには信じなければならない六つの箇条(信条箇条)と行わなければならない五つの行(信仰行為)がありあます。六信については既に紹介しました。今日は五行を紹介します。

五行は
信仰告白
礼拝(サラート)
喜捨(ザカート)
断食(サウム)
巡礼(ハッジ)

の五つです。サウジアラビアにいるとこの五つとも具体的に目にしたり、耳にしたりします。
それぞれについては項目別に詳しく見て行きます。
【2011/04/28 14:56 】 | イスラーム教 | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
六信
イスラームの信者は次の六つの箇条を信じなければなりません。

唯一全能の神(アッラーフ)
天使の存在(マラーイカ)
啓典(神の啓示、キターブ)
使徒・預言者(ラスール)
来世の存在(アーヒラ)
定命(カダル)

もちろん私はムスリムではありませんので、ムスリムの方たちがこの6つの事柄をどのように信じているか分りません。日本では最近信仰心が薄れ、神や仏を信じる人は少なくなってきているかもしれません。でも明確な信仰を持つ人もまだまだいらっしゃいますし、表だって信仰はしていなくても心の中では神や仏を信じる、頼る、すがる人もおおいでしょう。また宗教は嫌いだけど、霊的なものは信じる、生まれ変わりは信じると言った人も少なくないと思います。

信じる対象や深さが大多数の日本人と違いますのでイスラーム教を理解できないと感じる人も多いかもしれませんが、サウジアラビアの大多数のムスリムの方たちは生活宗教であるイスラームの中でごく自然にこれらの箇条を信じているのだと思います。

唯一全能の神(アッラーフ) アッラーは唯一絶対です。アッラーなくしてこの世界はありません。ユダヤ教、キリスト教と同じ神です。

天使の存在(マラーイカ) イスラム教でも天使が存在します。ガブリエルはイスラーム教でもキリスト教でも重要は役目を持っています。天使と言えば中性的なかわいらしい子供っぽいものを想像しがちですが、元々は青年かおじさんタイプだと思います。もちろん普通背中に羽などはえていませんでした。(キリスト教の天使像はかなり変化していますね。)ムスリムの方が天使と言えばどのような姿を思い浮かべるかは知りません。
イスラーム教では天使も人間も神が作ったものですが、天使は神と人間の仲立ちを務めることがあります。

啓典(神の啓示、キターブ)
 イスラームには旧約聖書、新約聖書を包含する下記のような啓典があり、信じる対象になっています。もちろん一番重要なのはクルアーン(コーラン)です。

ムーサー(モーセ)に下された『タウラート』(『モーセ五書』
ダーウード(ダビデ)に下された『ザブール』(『詩篇』)
イーサー(イエス)に下された『インジール』(『福音書』)
ムハンマドに下された『クルアーン』(『コーラン』)

使徒・預言者(ラスール) イスラームの預言者はムハマンドです。最後にして最高の預言者です。イスラームから見るとイエスもいい預言者でしたが残念ながら神の教えを十分に人に伝えられなかったようです。イスラームから見るとイエスは預言者ではありますが、神や神の子ではありません。ムハンマドは預言者であり、人間です。イスラームとして最高の行動を行いましたが神ではなく信仰の対象ではありません。

来世の存在(アーヒラ) 最後の時が来ると高らかにラッパが鳴り響きます。一度目のラッパで全ての人間が死に絶えます。2度目のラッパが鳴り響き、そうするとこれまでに亡くなった人たちはアッラーに魂を吹き込まれお墓からその時の姿でよみがえり審判を受けます。善行をした人は永遠の楽園(天国)で暮らせます。善行を行えなかった人は地獄に落ちます。

定命(カダル) 
自分たちにとって良いことも悪いこともすべてアッラーによって定められていることを信じます。カダルは人には隠されていて事前に知ることはできません。悪行をあらかじめカダルで決まっているのだからと弁解に用いることは許されません。カダルを信じながら正しく生きるための努力を怠ってはなりません。
【2011/04/15 00:32 】 | イスラーム教 | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
六信五行
 皆さん、六信五行ってご存知ですか?六信五行とはムスリム(イスラーム教の人)が信じなければならない六つの事と、行わなければならない五つの行です。

まずイスラームとはアラビア語で平和、従順、服従などの意味を持ちますが、一般的には全能の神であるアッラーのみへの帰依を表します。アッラーの教えは様々な預言者(モーゼ、イエス他多数)によって人々に伝えられました。最後の預言者であるムハマッドが神の預言について語った言葉をまとめたものがクルアーン(コーラン)で、ムスリムはクルアーンに従って生きて行きます。トルコのように法体系は世俗化したところもありますが、そこでもクルアーンの世界が見にしみ込んでいます。サウジアラビアでは今でも法体系はクルアーンなどイスラムに基づいています。1993年に制定された統治基本法が憲法であるとも言われますが、その統治基本法第1条には「憲法はクルアーンおよびスンナとする」と明記されています。確実にサウジアラビアではクルアーンやスンナ(ムハンマドの言行・範例およびそれをまとめたもの)に従って世の中は動いています。

蛇足ですが、一神教と比べるのは無理があるかもしれませんが仏教で帰依ことを 南無 といいます。インドの言葉で、日本語では帰命ともいいます。

さて六信ですが個々の信じること(行為?)はアキーダと言い信仰箇条と訳されています。(アラビア語のスペルを探したけれどわかりませんでした。)ムスリムは次の六つの信仰箇条を信じなければなりません。

唯一全能の神(アッラーフ)
天使の存在(マラーイカ)
啓典(神の啓示、キターブ)
使徒・預言者(ラスール)
来世の存在(アーヒラ)
定命(カダル)

長くなりそうです。続きは追々と・・・
【2011/04/04 01:23 】 | イスラーム教 | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
イスラムの国サウジアラビア
 サウジアラビアで生活するにはイスラームを切り離すことはできません。欧米で生活するにもキリスト教と関わりを持たず暮らすことは難しいでしょう。でもここサウジでは桁違いに宗教(イスラーム教)と関わりが深く、非ムスリム(非イスラーム教徒)といえどもイスラーム教に関係なく生きて行くことはできません。

またサウジでサウジ人と深く付き合っていくためにはイスラームの理解が不可欠でしょう。そこで私自身の勉強、皆様への情報提供のため、肌身で接し感じたイスラームについて、また書籍、Webページで調べたイスラームの情報を紹介したいと思います。イスラームも色んな宗派がありますが、私の直接体験するイスラームはスンニ派とくにサウジアラビアの国教であるワッバーフ派ですのでご理解ください。

日本では宗教に対するアレルギーも大きいですが、私は宗教心を持つことは悪いことではないと思っています。宗教の中でもイスラーム教は素晴らしい宗教だと思っています。しかし日本人は全般的にイスラームの理解は深くないと言えるでしょう。イスラーム教をもっと理解してもいいのではないでしょうか?理解しようにもとっかかりがないのが実情だと思います。少しでもご参考になれば幸いです。

【2011/04/04 01:17 】 | イスラーム教 | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
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